産業カウンセラー養成講座に4月から10月まで通学しました。産業カウンセラーを職業にするためではありません。

職場メンタルヘルスの問題やリスクを顕在化して対策するには、現場の真実(根本原因)を知ることが重要であり、そこにいる人たちのことを内側から理解する傾聴のスキルを習得したい。と考えたからです。

前職の私を振り返ると、相手が話していることを自分の準拠枠(経験、価値観、想像力など)で理解していたため、思い込みや決めつけになりやすかった。言い訳にならない言い訳をすると、忙しい職場では私だけではなく、多くのマネジャーは同様のコミュニケーションだったと思います。

そんな中、設計進捗が遅れているごまかしも、言い訳も通じず真実を見透かす先輩がいました。その先輩は私の話を内側から聴いていたのだと思います。それから、その先輩との会話は構えることはせず、自然体でなんでも正直に話すようになりました。

その先輩が傾聴を意識してコミュニケーションしていたかどうかわかりませんが、私は傾聴を意識して、傾聴のスキルを活用して、相手を内側から理解したいと思います。自分の準拠枠を外し、相手に寄り添い、相手の感情、欲求、葛藤など内面の世界を理解する。そして、そこから対策すべき職場の真実(根本原因)を見つけたい。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎