プロジェクトを円滑に進めるリーダーシップを勉強する過程で、
経営学者であるケリーのフォロワーシップ論を見つけました。
「フォロワーシップ」とは、リーダーに従う部下・メンバーが持つ特性のことです。

ケリーによれば、組織集団の成果に対する貢献度の8割はフォロワーがカギを握っていて、
「積極的関与」と「批判的思考」がバランスよく、ともに高い状態、
すなわち自分で考え、関与する「模範的フォロワー」が理想的であるとしています。

「積極的関与」は、上司の指示に従い、目標の達成のために自ら進んで行動することです。

「批判的思考」は、上司の指示や考え方を”鵜呑みにせず”自分なりによく考え、
必要があれば上司に対し提案したり建設的に批判する力です。

その時のポイントは3つです。
1.上司の指示、考えを、背景、動機、意図から理解する。
2.自己中心ではなく、チームの成果やプロジェクトの成功を考える。
3.部分観ではなく、全体観で判断して、上司に提案する。

風通しがよい職場とは、「批判的思考」のフォロワーシップを歓迎する職場かもしれませんね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎(PMP、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)
<うつ病のない日本の職場を目指して、プロジェクトを円滑に進める仕組みを提供します>

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