ストレスチェックの「仕事のストレス判定図」を使った集団分析は、4つのストレス要因それぞれにその職場が全国平均値と比べてどうなのかを知る事ができます。

<4つのストレス要因>
・仕事の量的負担(全国平均:8.7)
・仕事のコントロール(全国平均:7.9)
・上司の支援(全国平均:7.5)
・同僚の支援(全国平均:8.1)

4つのストレス要因の中でも上司の支援は全国平均が最も低いです。

また、平成27年度の労災請求件数の中で、もっとも多い具体的な出来事は”上司とのトラブルがあった”です。

このように、上司の言動がストレスに影響するのは肌感覚とも一致しています。

しかしながら、本人のストレス耐性強化に関する本(ストレスと上手に向き合おう、とか、認知行動療法の要素を取り入れて認知を再構築してみよう、とか)は多いのですが、上司の支援をより良くする具体的な対策は提示できていないように思います。

どうすればできるのか?これまでやれていない事なので難しいのは承知ですが、ソリューション・フォーカス・アプローチのやれていること。その前提条件。いつもはできていないことが例外的にやれた。その前提条件。のフレームに現場の出来事を重ねることで見えてくるものがあるかもしれませんね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、プロジェクト成功と職場メンタルヘルスの両立に貢献します>

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