プレゼンティズムとは、「出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題により、充分にパフォーマンスが上がらない状態」を意味します。

たとえば、風邪を引いた状態で出勤すると、作業効率がおよそ5%下がると言われています。

一方、欠席を意味するアブセンティズム(absenteeism)は、欠勤や休職、あるいは遅刻早退など、職場にいることができず、業務に就けない状態を意味し、従来はこの予防と対策がメインに行われていました。

しかし近年、職域の業績に与える影響は、アブセンティズムよりも、プレゼンティズムの方が大きいことが明らかになっています。

ちなみに、東京海上日動健康保険組合が2015年3月31日に発表した『「健康経営」の枠組みに基づいた保険者・事業主のコラボヘルスによる健康課題の可視化』によれば「労働生産性の損失(間接費用)の占める割合は 30~60%くらいと幅はあるが、最大のコストはプレゼンティーズムだという研究が多数である」とされています。

過剰ストレスは集中力を低下させ労働生産性を下げるプレゼンティズムなので、高い生産性が求められる職場ほどストレスマネジメントの過剰ストレス未然防止が重要になってきますね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎(PMP、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント)
<うつ病のない日本の職場を目指して、「メンタル不調なく、いきいき働き、目標を達成するプロジェクト」
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