日本産業ストレス学会に参加しました(11月25日~26日、一橋講堂)。

タイトルが「最新情報をもとにストレスチェック時代のメンタルヘルス対策を考える」だったので、メンタルヘルス不調の未然防止に効果のあるストレスチェック制度の活用法を入手できたらいいなと期待して参加しました。

特に「集団分析の活かし方と留意点」は、どんな話が聞けるのか楽しみでした。しかしながら、私にとって役立つ情報はなく、自分で考えるしかないかと腹を括る機会になりました。

そして、土曜日の9時15分からのシンポジュウムなのに、立見がでるほどの盛況で、「集団分析の活かし方と留意点」は、多くの人の関心事なんだと再認識できました。

ストレスチェック集団分析に基づく職場環境改善は、PDCAサイクル(Plan, Do, Check, Action)のCheckからスタートしてActionを考えていることに無理があるように思います。

「メンタルヘルス対策の仕様」、「メンタルヘルス対策の作り込み」がないところにチェック結果(集団分析結果)だけあって、アクションしろと言われても、結局、思いつきの改善が精一杯のような気がします。

「メンタルヘルス対策の仕様」を先に作って、職場環境に作り込んでおくことが、集団分析の活かし方かもしれません。そして、メンタルヘルス不調の未然防止に効果のある対策かもしれません。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、メンタルヘルス不調の未然防止に貢献します。>

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