ストレスチェック結果の集団分析にもとづく職場改善は、ストレスチェック制度の努力義務ながらメンタルヘルス不調(うつ病)の未然防止に有効な対策だと言われています。

ところで職場改善とはどんな事でしょうか。職場改善について私の持論を述べさせて頂きます。

経済のグローバル化による競争激化、少子・高齢化の進行、雇用形態の多様化など、企業を取り巻く環境が大きく変化する中、職場メンタルヘルスの問題が生じています。

・強い不安、悩み、ストレスのある労働者は高止まり(パフォーマンスの低下)
・キーパーソンの突然の休職、退職(組織運営の落とし穴)
・精神障害の労災件数は右肩あがり(民事損害賠償は1億円を超えるケースも)

事業目標は、企業を取り巻く環境の変化に対応して変化しています(厳しくなっています)。職場も、(厳しくなった)事業目標を達成するために、職場パフォーマンスを向上しなければなりません。

しかしながら、手段・対処(計画立案方法、動機づけ方法、メンタルのセルフマネジメント力、人間関係のスキル、リスク管理など)は従来レベルのまま、無理に職場パフォーマンスを向上させようとするため、このギャップが、職場問題(長時間労働、パワハラ、過剰な業務ストレス、疲弊、休職、離職など)を発生しています。

このような考えから、職場改善についての私の持論は、「従来の手段・対処を『職場パフォーマンスを向上する正しい手段・対処』に変えること」です。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
<うつ病のない日本の職場を目指して、『メンタル不調(うつ病)をおこさず、いきいき働きながら、事業目標を達成する組織づくり』に貢献します。>

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