厚労省が「ストレスチェック制度の実施状況」を公表しました。(7月26日)

・ ストレスチェックを受けた労働者のうち、医師による面接指導を受けた労働者の割合は0.6%。
・ ストレスチェックを実施した事業場のうち、78.3%の事業場が集団分析を実施。

驚きました。

ストレスチェックを受けた労働者のうち高ストレス者は10%程度なので、高ストレス者のうち100人に6人しか医師による面接指導を受けていないことになります。高ストレス者はどのように考えているのだろうか?いろいろだと思いますが、医師の世話になるのではなく、自分自身や職場が解決する事だと思っているのではないでしょうか。

一方で、努力義務の集団分析を78.3%の事業場が実施しています。会社として職場環境に責任があることを自覚している結果だと思います。

自覚するだけでなく、ストレスチェックをきっかけにして、集団分析結果から高ストレス者を減らす職場改善に踏込みたいですね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎(PMP、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、心理相談員)
<うつ病のない日本の職場を目指して、「社員がいきいきと活躍し成長する会社」を全力で支援いたします>

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