OKR(Objectives Key Results)を知りました。

OKRとは、目標(Objectives)と主要な結果(Key Results)を柱とする経営管理手法のことです。

詳細を語るほど理解はできていませんが、私が興味をひかれたのは”主要な”です。

ドラッカーのMBO(目標による管理)を多くの企業が取入れているように目標の大切さに異論を唱える人はいません。

しかしながら、必ずしも目標を上手く活用できているとは限りません。

MBOを給与や賞与と連動させたことで、マイナス評価につながるリスクのある目標(挑戦的な目標)を設定することを避けたり、本来の目的を実現するための目標ではなく、課題を遂行すること(手段)を達成目標に設定しているケースも少なくありません。

その結果、設定した目標は達成しても、本来の目的は実現できない。組織マネジメントとして看過できない状況になっています。

”主要な”の意図するところは、本来の目的を実現する目標に設定することではないかと考えています。

例えば、メンタルヘルス対策に取組んでいる事業場の割合を80%以上にする。という目標設定をして、その目標を達成しても、メンタル労災が毎年増え続けている状況は、本来の目的を実現できていないように思います。

”主要な”結果を実現するためには、本来の目的に対する目標設定かつ創意工夫を最大限に引き出す挑戦的な達成基準が大切ですね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎
(PMP:Project Management Professional、
 産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント)

『PSMソリューションにより、うつ病のない職場づくりを支援します』

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