平成 25 年「労働安全衛生調査(実態調査) 」によると、メンタルヘルス不調により連続1か月以上休業または退職した労働者がいる事業所の割合が最も多い産業は「情報通信業」でした。

(平成25年ですが、厚労省の最新データです)

「情報通信業」は28.5%、産業全体の平均は10.0%、なので、約3倍です。

メンタルヘルス対策への取組状況について、「産業全体の平均」と「情報通信業」に違いがあるのか比較しました。

・労働者への教育研修・情報提供・・・(産業全体の平均は46.0%、情報通信業は48.2%)
・管理監督者への教育研修・情報提供・・・(産業全体の平均は37.9%、情報通信業は42.5%)
・事業所内での相談体制の整備・・・(産業全体の平均は41.8%、情報通信業は48.4%)
・職場環境等の評価および改善・・・(産業全体の平均は23.2%、情報通信業は25.0%)

どの取組みも、「情報通信業」は「産業全体の平均」より少し多く取組みをしている。という結果でした。

「情報通信業」のメンタルヘルス対策は、「産業全体の平均」と同じ。でも、メンタルヘルス不調者は約3倍。

「情報通信業」のメンタルヘルス不調者を減らすには、一般的なメンタルヘルス対策だけでなく、何か別のメンタルヘルス対策も必要かもしれませんね。

株式会社ストレスマネジメント実践研究所 北尾一郎 <うつ病のない日本の職場を目指して、
『過剰ストレスに頼らず、成長を実感しながら、目標を達成する職場づくり』に貢献します。>

興味がある方はこちらもどうぞ。

ブログ村 メンタルヘルスブログ
ブログ村 ストレスマネジメントブログ